人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

今いる社員をいかに大切にする必要があるか!?

従業員の離職を止めるには!?

中小企業を訪問して従業員と話をしていると、離職に繋がる状態のスタッフを数多く見ることになります。

もちろん、状況は様々なのですが、ある特徴があります。

それは、経営者側の想いがしっかりと社員に届いていない!というものがあります。

経営者側は、自分で立ち上げたのなら、相当な想いで会社を立ち上げ、0の状態から事業として成立するまで昼夜を問わず、休みも取らずに駆けずり回って、事業として何とか成立させてきていると思います。

そのため、飛び込み営業だろうが、異業社交流会で名刺交換をしただけの状態でも、一生懸命自社の商品やサービスを購入してもらうための行動を取ってきたのだと思います。

ですから、とても辛い想いや、悔しい想い、それを通り越して成約につながった喜びなど、数多くのことを経験したと思います。

それを乗り越えて、事業として成立し、更には事業拡大のため、従業員を採用していると思います。

自分の経験を部下に押しつけていないか!?

自分が行動して、成果につながった経験があると、従業員に対しても同じようにやることを勧めることになります。仕事の仕方も、自分の成功体験がベースになってしまっていると思います。

また、自分自身がお客様を獲得できるのであれば、就業時間前でも、仕事が終わった後でも、行動を起こして、自分自身のネットワークを拡げてきたのだと思います。

しかし、従業員は採用の段階で、雇用条件を提示され、それに納得して採用に至っているはずです。

特に現在は、若い世代になれば、ワークライフバランスを非常に重視する傾向にあるため、サービス残業や休日出勤に対して、抵抗を感じる人が多くなっています。

また、気合いや根性といった精神論で行動させようとしても、こちらが思ったように動きません。

しかし、自分のやり方を押しつけるような場合では、なかなか成果につながらず、そのこともストレスになり、ある日突然離職を申し出る!といったケースが非常に多く見られるのです。

今の若者に合ったやり方を考える!

今の若者が能力が低いとか、やる気がない!という訳ではありません。

ただ、その能力を引き出すやり方が必要になってくるといくことです。

本人の課題を明確にし、何ができて何ができないか!その課題を解決するために不足するものは何か!などをしっかりと引き出しながら、そのための改善策を考え、最後にそれならできます、やります!とコミットメントさせることで、自分で責任を持って行動ができるようになるのです。

離職=大幅なロスという認識を持つ!

1年で社員が辞めてしまった!そんな声を多く聞きます。

まぁ、仕方ないか!?次を探すか!?

そういう経営者も少なくないと思います。

1年で社員に掛かる経費は、保険・福利厚生費・採用費などを含めると450万円以上掛かるとも言われています。

人件費=利益からダイレクトに引かれるものです。

たいした成果も上げられないまま、社員が辞めてしまえば、大きなロスです。

利益を450万円稼ぐためには、いくらの売上を上げないといけないのでしょうか?

そのことを考えると、社員の離職は会社にとって死活問題になります。

そのためにも、社員と対話し、社員の声に耳を傾け、辞めない環境を作り、更には成果につながる指導をしていただきたいものです。