人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

中小企業の訪問から見えたこと

中小企業の仕事の現状とは!?

この3ヶ月、助成金活用の関係で中小企業の訪問を行なっていました。

その数、約50社

従業員と、経営層の方々との面談を行なってきました。

合計すると、約100名近くと話をしてきたでしょうか!?

この中で感じたことは従業員と経営層ではこのように分類されます。

【従業員】

・本当にこの会社で働けて非常に満足している。会社の方針も理解している。

・今の仕事をこなすのに精一杯である。しかし、やるべき課題はたくさんある。

・ある程度の年数働いているため、今の状態を継続していければいい。

・労働環境が過酷過ぎる。月に6日しか休みもなく、その割に給料が安い。

・正直、転職を考えている。今の状態が続くことを全く望んでいない。

【経営層】

・5年、10年先の計画も立て、従業員と共有し、達成に向けて一丸となっている。

・この先の環境変化を予測し、新たなチャレンジを積極的に行っている。

・今の状態を維持するのに懸命で、それ以外に労力を掛けることができない。

経営層の想いが、従業員に伝わっているのか!?

経営層の人たちと話していくと、やはり先のことを考えて、積極的な対策を練っている所がほとんどです。中小企業が生き残っていくためには、やはり様々な環境変化を予測し、よりスピーディに行動をするしかないのです。

規模の大小はありますが、やはり環境変化を柔軟に捉えている会社が多いと感じました。

反面、経営層が考えて、様々な環境改善を行なっていることが、十分に従業員に伝わっていない!という会社が多いように思いました。

そうしないと、会社が見ているものと、従業員の見ているものに大きなギャップが生まれることになり、色々と変化しているものが、何のために行われているのか?がわからないため、そのことが不満につながってしまっている!ということです。

ここで重要なことは、経営層が考えていることを、しっかりとかみ砕いて、社員に共有していくことが非常に重要であると思われます。

中小企業が行なうべき対策とは!?

・経営改革を明確にし、それをしっかりとかみ砕いて社員に共有すること。

 従業員も、その成長に必要な一員であるという認識を持ってもらう。

 そのことで、自分の目標に向かうことの必要性や自己効力感につながっていく

・変化を恐れずチャレンジすること

 中小企業が生き残るためには、様々なチャレンジや環境変化への対応が必要です。

 今、チャレンジするために何が必要かを考えて積極的に行う必要があります。

固定観念を外すこと

 経営層になると、過去に様々な成功事例や失敗を乗り越えた経験があります。

 そうなると、その過去に捉われて新たなチャレンジに冷静に対応できなくなります。

 

今後も、様々な環境変化は、私たちの想像を超えた進歩を見せています。

その環境変化への対応策を考え、社員と共有し、一丸となって乗り越えていくことが重要になってくると思われます。