人材採用の現場から(どうすれば人が採用できるのか!?)
2018年12月を迎えて、転職市場は非常に活性化しています。
多くの人が会社を辞め、新たな仕事を探しています。冬のボーナスをもらうタイミングで、新たな選択を行うということなのでしょうか?
しかし、人手不足の企業で、ハローワークはもちろんのこと、求人誌やインターネットの求人媒体を活用しても、人が集まらない!という声をたくさん聞きます。
実際に、弊社でも様々なお問合せをいただきますが、人が採用できていない!という悩みが多いような気がしています。
一番の原因と思われるものは、現在の雇用環境や求職者が求める状況をしっかりと理解していないことが問題かと思われます。
確かに、売り手市場の状況下では、ハローワークに求人票を出しただけでも応募がありますし、ましてや有料の求人媒体を活用すれば、何十件も問い合わせや応募が来ることが当たり前な状況でした。しかし、今はその時とは全く状況が異なるのです!
人材採用の現状を理解する
・バブル期並みの売り手市場であり、1人に対して2倍近い仕事があるような状況
・就職氷河期に入社した人が、新たな仕事を求めて転職している
(同じ業務内容でも、3万~5万円近く給料が高い仕事を選べる)
・働き方改革などで、働き方の選択が多様化し、選択肢が多くなってきている
・企業の雇用環境が改善され、働きやすい環境が多くなっている
・今まで整備されていなかった、人事評価制度なども中小でも整備されてきている 等
ここには、書き切れないこともたくさんありますが、以前とは働く環境が大きく変わっているのです。
もちろん、AIなどの進化により、仕事内容自体にも大きな変化は出ていますが・・
そのため、求人票1つ作成するにしても、条件だけが列挙されている求人では、残念ですが人は集まられないのです。
どういう会社に人が集まるのか!?
・給与水準が適正であること
・福利厚生が充実していること
・従業員の働く環境整備ができていること
・どうなれば給料が上がるか?などの、評価制度が明確であること
そして、そのストーリーが明確に見えるかどうか?
・会社の理念やヴィジョンが明確であること
・企業の成長性が明確になっているか?
・入社後の、働く環境(先輩の声)などが見える化されているか 等
まずは、これらの環境を整えて、それらを見える化した、求人対策が必要になります。
ここがスタートラインになるかと思います!
その上で、これらの環境を整えても人が集まらない場合などは、外国人労働者などの活用も考えていく必要があるかと思われます!