人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

新たな在留資格「特定技能ビザ」の現状

専門的・技術的な知識や素養を活かして働く一部の専門的な職業以外(=肉体労働や単純労働とみなされる職種)でも、幅広く外国人材を受け入れていく仕組みを作り、深刻な人手不足を解消していこうというもの

新しい在留資格「特定技能」は、一定の技能を要する業務に従事する「特定技能1号」と、同分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する「特定技能2号」の2つに分類されます。

外食業では、2019年4月より、所管する農林水産省の実施する「外食技能測定試験(仮称)」に合格することが必要になります。

 

具体的な業種としましては!?

①建設業、②造船・舶用工業、③自動車整備業、④航空業、⑤宿泊業、⑥介護、⑦ビルクリーニング、⑧農業、⑨漁業、⑩飲食料品製造業、⑪外食業、⑫素形材産業、⑬産業機械製造業、⑭電気電子情報関連産業の14業種になります。

 

2019年4月の試験については、先行して宿泊業の試験と、外食業の試験が行われています。

【宿泊業】

申込者数 761名

受験者数 391名

合格者数 280名 合格率 71.6%

 

【外食業】

受験者数 460名

合格者数 347名 合格率 75.4%

 

【介護】

受験者数 113人

合格者数  84人 合格率 74・3%

 

いよいよ、特定技能の試験がスタート致しました。今回は、初回ということもあり、手探りの状態であったように思われます。

宿泊業を例に例えると、申込者が761名あったのですが、実際に受験した人数は391名と、51.4%の受験者にとどまっています。約半数の申込者が試験を受けていない!ということになります。

私も、様々な要因を探りましたが、大半は日本にいる日本語学校の学生であることや、初回ということで、過去問もない、試験の難易度などがわからない、試験の準備も基本的に自分でやらないといけないことなどもあり、当日キャンセルをしたということではないでしょうか?

初回ですから、仕方がないのではないでしょうか?

これで、過去問なども出てきますので、日本語学校や人材紹介会社などが、試験のサポートを行なってくる可能性もあるため、今後は、ますます合格率もアップしてくるのではないでしょうか?

人手不足に悩んでいる事業者に、しっかりとした形で特定技能の人材が採用されることを切に願います。お互いがWin-Winになるように、特定技能人材が活かされることで、少しでも人手不足の不安から解消されることで、事業の繁栄に繋がるといいですね。