有効求人倍率はバブル期並みに
2018年の有効求人倍率は!?
2018年6月の有効求人倍率は全国平均で1.60であり、1人に対して1.6社の求人があります。
地域によっては2.0倍を超え、全国的にも高い水準となっています。
転職市場では、1人あたり平均で1.8社の求人があります。
もはや、バブル期並みの水準となっており、運輸・製造・建築・医療、福祉業などは倍率が増加しています。
つまりは、求職者側が企業を選択できる状態にあるということです。
人を採用したくてもできない状況が、今後2020年を超えるまで続くと言われています。
また、転職の求人倍率も高いことから、転職市場も非常に活発化しているということです。つまりは、自社の社員が、現状に不安を持っている場合などは、退社して次の会社に転職する確率が非常に高くなるということです。
実際に、20代や30代では、ホッピングと言われる、職場をどんどん変えていく!という状況が大幅に増加しています。特に、就職の非常に厳しい5年以上前に会社に入社した世代は、仕事を選ぶ!ということができず、自分がやりたい仕事以外の仕事に就いたという人も多いのです。じっと我慢しながら仕事をしているという人がいます。
その人たちに、今の仕事よりも給料や環境のいい求人がたくさん出てきていて、それを見て、どんどん転職しているということも事実です。
そのため、更なる人手不足が加速しているのです!
この売り手市場をどう乗り切るか!?
この「売り手市場」状態では、現場作業や給与水準が低い、休日が不定期な業種などでは、人が集まりづらい状況にあります。
今までは、何とか集まっていた!
ハローワークに求人を出したら人は採用できた!
人の紹介で何とかなっていた!
そういう時代は、終わったということです!
この先、当分続くと思われる人材難に経営者としてしっかりと向き合い新たな人材確保にチャレンジしていって下さい。
これから人材を確保しようとする場合は、ただ求人を出せばいいというものではありません。
働く側が何を求めているのかを理解して、雇用環境・職場環境を整える必要があります。
自社の状況を振り返る!
・休日は週休2日ありますか?
・有給休暇は取得できますか?
・福利厚生はありますか?
・賞与はどうなればもらえますか?
・評価制度はありますか?
こういうものが無ければ、応募の対象にもならない!どんな時代です。
会社はどんどん選べることができるのですから・・・
そういう細かな対応を求められているということです。
しっかり対応していきましょう!