人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

飲食業界の人手不足解消のための施策は

最近、中小企業の訪問の中で、飲食関係の会社を訪問することがあります。その中で100%話に出てくるのは「人手不足」と「時給高騰」に関する話です。

人手不足を解消するために、飲食店が密集している所では、人手を確保するために、わかりやすく時給が高騰しています。1000円を越えるのはもはや当たり前で、中には1200円を越える店も出てきました。

そのため、他店に流れるのを防ぐために、どんどん時給は高騰していきます。

また、求人に掛かる費用も多く掛かるようになり、採用費もどんどんかさみます。

しかも、せっかく採用したアルバイトも定着せずに、すぐに辞めていってしまいます。

(選択肢が多いため、辞めてもすぐに次のアルバイトが決まります)

さらに、様々な原材料費も高騰している中で、価格は据え置きの状態であり、経営はどんどん苦しくなるばかり・・・

分かりやすく量が減ったり、料理や接客のクオリティが下がれば、どんどんお客様は離れていきます。(実際に行かなくなった店舗もたくさんあります)

どうしたらいいのでしょうか?

その答えは、働いている従業員が持っているような気がします。

アルバイトの中心になるのは、フリーターや学生になるかと思います。しかし、この好景気?で2015年から12万人も減少しています><

そうなると学生に頼らざるを得ないということです。

学生の中にはもちろん、留学生も含まれます。この層をどのように集めて戦力化するか?が非常に重要になります。

ここでは、留学生の活用についての話はおいておき、日本人の学生の活用例についてを少し書かせていただきます。

私は、実際に何名もの学生を飲食店にアルバイトとして、正社員として紹介をしています。

そのポイントは、いかに学生の立場を理解するか?です。

高校生から大学生になって、自分の力でお金を稼ぐ!ということを本格的にスタートするタイミングでもあります。それは、社会人になる上で、大学での勉強やゼミなどと並行して、貴重な体験になります。

自分の能力や可能性を拡げ、価値観を醸成する貴重な体験なのです。

ですから、アルバイトを単なるお金を稼ぐための手段としてだけではなく、人間力を形成するための機会と捉え、そのアルバイトに投資を行えるか?が採用の鍵の様な気がします。

実際に、私がコンサルティングした例では、アルバイトに掛かる採用費を削減し、その分の浮いたお金をアルバイトの様々な成長のために活用しています。

そうすることで、アルバイトはなかなか辞めることなく、やりがいを持ち、アルバイトでも経験を持って社会人になっていくのです。

口コミでアルバイトが友達を連れてくることで、人員に困ることがなくなります!

そして、アルバイトに感謝してもらえます。

こうしたプログラムが、たぶん他では提供していないでしょう!

飲食店の人手不足解消の施策は、アルバイトの成長のために、自店を活用してもらう!それ位の切り替えが重要であると思います。