人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

従業員のことを理解する!

従業員のこと理解していますか!?

最近、中小企業を訪問し、従業員と経営者と話す機会が多くあるのですが、その際に気になることは、経営者が従業員の悩みをしっかりと把握できていないということです。

100名以上とか社員がいれば別ですが、数人の社員ですらすれ違いや、仕事の指示だけで、しっかり話を聴くということができていないような気がします。

業種によって、内容は様々ですが、それぞれに共通するのは、今の若い世代を理解し切れていないということです。

自分の若い時とは異なっています!

私も大学生の就職などに関わっていますが、今の若者は、30代以上が知る若者とは全く異なっているという自覚が必要です。

出世やお金、やりがいや成長というものは0とは言いませんが、そういうものよりも、自分の時間や働く環境、仕事とプライベートの両立というものを重視するのです。

その環境が用意されているかどうかが、入社の際に大きく左右するのです。

先日も、建設関係の会社にお伺いした際に、従業員は給与・賞与・休日・評価制度などに、数多くの不満を持っていました。口から出てくる言葉はマイナスなことばかり。

しかし、経営者はそのことに全く気づいておらず、その従業員に対しての不満を多く話され、あっという間の2時間が経過してしまいました。

お互いに文句の言い合いということです。

普段の仕事は現場が多いため、あまり経営者も従業員と話をしていないようでしたので、具体的な内容を伝えることなく、従業員と色々と話をして下さい!とお伝えしました。

 

反対に別の建設会社では、経営者がとにかく従業員と色々と話をして、現状に合うように社内環境を改善されていました。

従業員からは、マイナスの話はなく、仕事も楽しいし、様々な条件も満足している!

スタッフの仲も良く、10代・20代・30代・40代・50代と全ての世代の社員が勤めていました。

人手不足とは無縁のようです!会社も新築のオフィスでした・・

以前は、自分のやってきたやり方を押しつけて、とても痛い目にあった経験があるとのことでした。もうあの時のようになるのはコリゴリということで、従業員と話をしながら色々と変えていったようです。そうした所、人も集まり仕事も増えて、今では会社も大きくなったようです。

やはり、時代に合わせて、従業員の声に耳を傾け、柔軟に改善していくのか!がいかに重要であるかということを体感させていただきました。

従業員との対話、しっかり行なって下さいね。

離職者が出た後の、人員の補充は大変ですので・・・