人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

介護人材の人材獲得競争がさらに激化

不足する介護人材をどう補うか!?

介護人材の人材不足は、あちらこちらで叫ばれており、私が訪問する介護施設でも非常に興味を持っている事業所は多くなっています。(しかし、不安も多くありますが)


しかし、実際に採用するか?というと、まだまだ様子見の所も多くなっています。

昨年の11月から、外国人技能実習生に「介護」が追加されたものの、現時点では中国人の技能実習生が2名だけという状況です。

法律の整備や、送り出し機関との条件などで現状では遅れています。

これから、インドネシア人も入国しますし、ベトナム人も徐々に入国する予定ではあります。

そんな中で、導入してから10年目になるという、経済連携協定EPA)で日本に来ている外国人は、フィリピン・インドネシアベトナムで計3500名になってきているようです。当初は、数名しか試験に受からなかったりしましたが、ようやく継続できる環境まできた感じです。

当初は、入国しても試験も難しくて外国人が帰ってしまったり、施設側での受け入れ体制が整っていないなどで、導入がうまくいっていない部分がありました。

しかし、10年目を迎えて、現場での評価も高くなってきていることから、現在ではEPAの介護人材の獲得競争が起こってきているようです。

正直、EPAで来る外国人は、大学や専門学校などを卒業しており、技能実習生と比較しても即戦力として活躍できる可能性も高く、獲得競争につながっているようです。

レベルが相当高いと評判のようです。

大手の事業所・法人では、ある程度まとまった人数が必要ですから、日本人の採用から外国人にシフトしていくというのも現実的かも知れません。

そのような中で、中小の事業所も人材確保に向けて、今後の計画をしっかりと立てておくことも重要になります。

・職場環境や従業員満足を改善して、人が集まりやすい&辞めない環境を作る

・いち早く外国人採用の準備を行い、外国人技能実習生の導入につなげていく

・現在の人手不足解消の対策をしっかりと練っていく

人手不足は、今後は、介護施設にとって死活問題になりかねません。

本当に人手がショートしてから採用しても、外国人技能実習生の場合は、求人票を出してから、約7ヶ月の時間が必要です。

今すぐ受け入れるということができないということは、計画性が重要ということになります。

その辺りも含めた、人手不足解消のための準備を行なって下さい。

現在の対策と、この先の計画も一緒に行なっていって下さい。