人手不足解消ラボ

人手不足解消や従業員満足度向上のため、企業に必要なことをまとめています。

外国人の家事代行、在留5年に延長提案を行う!

外国人の家事代行もどんどん拡大傾向にあり!

外国人の家事代行については、現在、東京や横浜などの「特区」の指定を受けたエリアでのみ実施が認められています。

しかし、在留期間が3年と短いため、予定している人数の1/10も導入できていないようです。やっと日本に慣れたころに、帰国しないといけないのですから、ある意味では当たり前の結果と言っても仕方がないと思います。

私のフィリピンの知人が、家事代行の人材育成をフィリピンで行なっていますが、育成しているものの、日本に行きたい!というフィリピン人の数は少ないと言われています。

 

それはどうしてでしょうか?

・在留期間が3年と短いため、魅力を感じない

・フィリピン人は英語が話せるため、日本に来るために日本語を学ぶ必要がある

・給与水準も突出したものがない

・日本の文化やルールが複雑である  など

 

私が関わってきていたフィリピン人を見る限り、日本にはとても合っているような気がします。ホスピタリティがあり、人の世話を好んで一生懸命行なっている姿を見ると、とても好感を持てます。

また、英語をきれいな発音で話すこともあり、家事代行だけではなく、小さい子供などに英語を教えることも可能なのです。

家事代行+英語の家庭教師のようなことが可能になります。

私たちは、実際に語学留学のエージェントも行なっていますが、フィリピンのセブ島留学は英語レベルも高く、さらには費用も安いため非常に人気もあります。

先生もとてもフレンドリーで、留学期間中もとても学びやすい環境を作ってくれます。

 

このような状況を見ると、フィリピン人の家事代行は非常に日本に合っていると思います。今は、特区でのみの導入ですが、東京近郊や神戸・名古屋などにも拡がっていくでしょう!

そのためにも、人手不足解消のための単なる人的補充の要素だけでなく、しっかりと働きたい!と思えるそんな環境作りが必要と思われます。

外国人労働者については、家事代行以外の分野でも、新たな在留資格の制定や、外国人技能実習生などの期間延長なども進んでいますが、やはり本質的な部分でもある、働く外国人の立場に立った制度や、地域での共生の部分に対する議論も進んでいくことを期待しています。

本当の意味で働きたい!と思う日本であり、今後の大きな課題である人手不足解消のためにWIN-WINの関係ができるようになるといいですね。

私たちは、外国人労働者を、単なる安く使える労働者という考えを捨てていただき、外国人労働者の今後の人生にも関わることでもありますので、そのことをしっかりと理解をしていただくように、採用側にも伝えていこうと考えています。