人手不足解消ラボ

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2019年就活で女子が苦戦!?

就職情報大手リクルートキャリアのデータによれば、2018年8月1日の大学生の内定率は男子が89・8%で前年同月を7・7ポイント上回った一方で、女子は86・0%で同0・8ポイント減少したとのことです。

ここ数年の完全な売り手市場の中では、極めて特出すべきポイントではないでしょうか?

私も、大学で就職支援のサポートをしていますが、ここ3年位は学生の間では、就職活動に対して、変な安心感や余裕が見られ、根拠の無い自信を持っている学生も少なくありません。

(大学側では、様々なサポートを行なっていますが、学生たちは全く自覚がありません)

女子は7月も前年を2・7ポイント下回ったようで、前年を下回るのは3年前にこの採用日程が始まってから初めてのことのようです。

原因は様々なものが考えられますが、専門家の見立てによると、元々女子に人気のある「一般職」の求人が大幅に減っていることも要因の1つであると推測されています。

AIやRPA(ロボットによる自動化)の進化により、特に銀行などの採用が大幅に減少していることも、その要因の1つではないか?とも言われています。

実際に、みずほフィナンシャルグループ(FG)は19年卒の採用計画を700人とし、前年の1365人からほぼ半減。うち一般職は約7割減らし、三菱UFJ三井住友銀行も一般職を中心に採用を絞り、メガバンク3社で計900人の採用減となっているようです。AIやRPAの導入による人員の削減が現実化しているということです。

 
 

実際に就活生の間でも、あれだけ人気のあった銀行の人気に陰りが出ているのは事実です。特にメガバンクの人気は目に見えて落ち、更には地方銀行も、根拠の無い不安を持つ学生が多いのも事実です。

明らかに志望者が減少したことは、肌で感じていました。数年前ならば、企業説明会でも金融機関のブースの前は長蛇の列ができていましたが、今年はそのような光景は見られませんでしたし・・・

この一般職の採用減!ということは、メガバンクだけに限らず、地方銀行や信用金庫、更には保険業界なども、基本的には同じ流れが来ているということです。

もう、避けては通れません。噂がとうとう現実に目に見える形になっただけです。

このことを学生にしっかりと伝えていく必要があります!

変な危機感をあおるというのではなく、しっかりと現状を理解してもらった上で、自分たちはどのような選択肢があるのか?AIやロボットに置き換わらないものは何か?を考えて、学生時代を送って欲しいものです。