人手不足解消に障がい者の活用を
人手不足解消に障がい者の雇用も考える!
私は、以前にフリーターやニート、精神障がい者などの就労支援に携わっていました。それは、厚生労働者の受託事業である、地域若者サポートステーションというものになります。
もう7~8年以上前になりますが、当時は就職環境も悪化していたこともあり、フリーターやニートというものが社会問題化していました。
その中で、うつ病などによる精神疾患や、発達障がいなどがクローズアップされ始めたころでもあり、そのような方たちの就労先探しのために、企業回りや内職、ボランティア活動など、様々な活動をしていました。
その頃に、障がい者の就労支援が一種のブームのような感じになり、各エリアで一気に事業所が乱立することになったような気がします。
(一部、助成金目当てで開所した事業所は、現在はかなり厳しい状態になっているかと思いますが・・・)
障がい者と言っても、精神障がい者はそれぞれの特性を理解することで、しっかりと仕事をしていただくことは可能です。
自分の特性に合ったものであれば、健常者よりも能力を発揮する場合もあるのです。
今は、様々な病名ができ、そのレッテルを貼ることで、健常者と区分けしていますが、以前はクラスに数人、当たり前のようにいたようなケースも多く見られるはずです。
接客業や肉体労働のようなものはさすがに難しいかもしれませんが、単純作業や自己完結できるような仕事については、マッチングする仕事がたくさんあります。
実際に、障がい者の就労支援施設では、内職のようなものばかりで、どうしてもキャッシュになりづらい仕事もあります。そればかりやっていると、正直運営が厳しくなります。
障がい者の特性を理解し、効果的な活用を!
そのため、外で働けるような人であれば、施設外就労として、例えば介護施設やホテル・ビルの清掃、工場の軽作業などの仕事であれば十分に働くことが可能です。
人手不足を嘆くよりも、社会性もありWIN-WIN-WINになりうる障がい者の活用なども検討する価値はあるのかもしれません。
そうすることで、企業側と障がい者の就労支援側、そして障がい者自身の自立への第一歩になると思われます。
障がい者の就労支援施設は、ずっと働き続けることはできないため、少しでも一般就労につながるために、そして何とか活用できるということがわかれば、企業側にも障がい者雇用を積極的に実施していただければと思います。
そうすることで、人手不足の解消もできますので、是非とも選択肢の1つとして考えていただければと思います。