ホテル業界の人手不足の現状
人手不足解消の選択肢は!
様々な業界で人手不足が叫ばれている中で、様々な業界の方から問い合わせをいただきます。
製造業・飲食業・建設・ホテル、旅館業・介護などなど
この中で、今回はホテル、宿泊業の方からの人手不足解消の相談と解決策になります。
この、ホテル、宿泊業については、全ての職種で人手が足りません。
そんな中で、ホテル・旅館業のある会議に参加させていただきました。
その会議のメインテーマは、人手不足に関するものが中心になっていました。
フロント・・・サービス業のため、休日は不規則で夜勤などもあるため、集まりづらくなっています。
レストラン・・・飲食業になるため、こちらも人が集めづらく、時給も高騰しています。
客室清掃・・・ホテル宿泊業の中で、一番人が足りていない!と言っても過言ではありません。人がいたとしても、高齢化していることや、業務委託をしている業者が大半になっています。
客室清掃がホテル運営の鍵になる!
人手不足により、各ホテルが頭を一番悩ませていたものが、この客室清掃の部分になります。自社で行うと、採用・教育や人材管理も大変になることから、業務委託で外注に出している所がほとんどだったのですが、その図式が大きく変わってきているようです。
それは、人件費などの高騰により、委託する場合の経費が大幅に高騰しているのです。
全国で人手不足に拍車が掛かっていることや、最低時給のアップなどで、委託先も人を確保するための採用費や人件費が上がっていることで、今のままの金額で業務委託ができなくなっているということです。
最悪は、ホテルの清掃業者が事業の継続ができなくなっている!ということも起きています。
そのため、委託先は委託料を上げてもらえなければ仕事はできない!でも、それでは経費的に合わない!
委託先の人員も、外国人が目立つようになり、金額と作業レベルが合わない!ということが起こっているのです。
そのため、業務委託から自社での清掃に切り替えている所も多く出てきています。
私の見立てでは、今後、業務委託先が人員手配ができなくなる可能性が非常に高くなっています。
2020年に向けて、ホテルの建設ラッシュが起きています。ホテルが建てば、様々な分野で人が必要にンあります。
もう、業者の取り合いや人の取り合いになることは必至です。
そのために、どのような対策を練っていくか?です。
・採用の効率化
・既存社員の定着率アップ
⇒ 全業種に中で、宿泊・飲食業は離職率は50%を超えています!!
・外国人の有効活用
高度人材・留学生・新たに新設される「特定技能」での人材確保
・障がい者雇用
障がい者就労支援施設A型の施設外労働としての業務委託
これらを積極的に活用することが重要になります。脱業務委託を考えておかないと、委託先から仕事を断られるケースも想像できます。
ホテルの清掃の人員がいない!ためホテルの部屋が貸せない!そんな事例も実際に出てきていますので、しっかりと対策が必要です。