社員の離職と防止策とは?
せっかく育てた社員が辞めてしまった!
どうして社員が辞めてしまうのか!?
中小企業の経営者に一番理解していただきたいことは、「仕事を辞めた理由」の部分です。せっかく、多くの企業の中から自社を選択してもらい、一緒に働く仲間になったにも関わらず、これらの理由で離職していってしまいます。
本音と建前の部分はあると思われますが、最近のデータでは、従来の圧倒的多数を占めた、「人間関係」から「労働時間・休日・休暇の条件」が上位にきています。
現在は、会社を辞める理由の大部分を占めるものは、環境要因が大きくなっているということです。
実際にあるのは、採用時には、求職者にいい話ばかりをするものの、働いてみると残業や休日出勤などが多く、入社前と話が違う!ということです。
やりがい搾取というような、その人のやりがいの部分に甘え、サービス残業当たり前、休日出勤当たり前といった仕事を数年やっていて、あるタイミングでそれに気づき、即退職に繋がるケースが多発しています。
本当に最近よく聞くようになりました。
つまり、会社のために自分の時間や生活を犠牲にしてまで働く!といった状況から「ワークライフバランス」などを重視した働き方に大きく変換しているということになります。
仕事ばかりではなく、プライベートや自分の時間なども大切にした働き方に変わってきているということなのです。
会社のために尽くしても、もし何かあった時に本気で自分を守ってくれるのか?そうでない事例を目にすることで、一気に目が覚めた!ということも少なくありません。
今や職場環境が重要!
今は、休日や福利厚生などが入社の条件になっているということです。
そのため、中小企業も、労働時間や休暇の条件(有給休暇が取得できる)や、福利厚生を充実させることが、会社への応募の条件や、会社を継続する条件になっています。
⇒ 中小企業も大きく変わる必要があるのです。
これからは、企業も時代に合わせて変化していかなければなりません。
職場環境を見直し、雇用条件なども、現在の流れに合ったように柔軟に変えていかなければ、安定した雇用は確保できないと思われます。
自分の会社に限って、大丈夫だと思っていませんか?
意外に気づいていない経営者は多いのです!お金ややりがいだけでは、今の若い世代は動いていないということを自覚していただきたいと思います。
スタッフとしっかり向き合っていますか?
定期的に話をしていますか?
知らないのは、経営者だけ!というケースも多く見受けられますので、注意が必要ですね。