福利厚生の充実が人手不足解消のポイント!
昨日も、転職を考える20代の社員と面談をさせていただきましたが、その中で出てきているキーワードは、正に今の若者を象徴する言葉と言っても過言ではありません。
・週休2日
・残業が少ない
・福利厚生がしっかりしている
・転勤が少ない(家から通えればOK)
・仕事の評価制度が明確 など
本当に、今の時代を象徴する内容でした!
今の仕事は、残業が多く、終わらなければ週末も出勤が当たり前。その上、転勤で大東京・大阪・福岡・仙台などにも転勤がある。(3年位で転勤の可能性)
入社3年目の男性でしたが、その話からは、以前なら当たり前だった
・人より早く出世したい
・お金を稼ぎたい
・やりがいのある仕事をしたい
・仕事がメインで、プライベートはその後
このような話は1つも出てきませんでした。
働く環境を重視し、仕事は仕事、プライベートは別。
自分の今いる環境が大切で、それを壊されたくない。
ということでした。
その中で、頻繁に出てきた言葉が「福利厚生」が充実しているということです。
最近の若手人材が望む福利厚生とは、自分自身が様々な状況になっても、働きやすい環境を会社側が用意してくれているのか?ということにもなります。
・テレワークなどの導入や、フレックスタイムの導入。
これから当たり前になる、副業の容認など
・社員食堂の充実や、職場に飲み物などを常備する
・会社主導ではなく、自分主導での異動
・子育て支援や、育児休暇制度の充実
・勤務時間の融通をつける
・評価制度が明確で、小さな評価が積み重なる
モチベーションアップにつながる
これらの特徴があります。
言い換えると、会社が社員のことをどれだけ大切に考えてくれているのか?をわかりやすく表現できているかどうか?ということが重要ということになるのです。
それがわかりやすく表現できるものが「福利厚生」ということなのです。
実際に、20代の若者の就職・転職相談を受けると、以前にも増して「福利厚生」という言葉が聞かれます。
言い換えれば、福利厚生の充実していない、ほどんど制度がない会社というものは、自分たちを大切に扱ってくれないのか?という不安につながるということなのです。
社員を単なる労働力や消耗品のように扱う会社では、働きたくない!という意思表示がしっかりしているということです。
しかし現状は・・・
中小・零細企業に関しては、ほとんど福利厚生というものの整備がされていません。
しかも、経営層も福利厚生とは無縁であり、福利厚生自体を理解していません。
福利厚生=甘えや緩さと感じている場合も多いのです。
それでは、働きたいという社員と、雇いたいという会社側のキャップは大きくなるばかり。
どれだけ募集をしても集まらないわけです。
その部分を解消することが、まずは人手不足の解消の第一歩になるかも知れませんね。
お金をあまり掛けなくても、やれることはいくらでもありますので、是非、導入に向けて検討して下さい。